管理社会VSシーフードカレー

いくつもの時代にわたる管理社会とシーフードカレーの戦いを描いたオムニバス映画です。

毒矢とインフル

やたらスケールのでかい風邪だな、もしや。と思い病院で検査したら、案の定インフルエンザに罹患していた。

 

インフル大流行が騒がれている中で感染するのは、いくらなんでも芸が無さ過ぎる。つまらない。凡庸だ。せめて8月真っ盛りにかかっておけば非凡を気取れる余地があるのに(それはそれでつらいだろうけど)。

 

さて、インフルに限らず、大きな風邪には必ず予震がある。鼻の奥のツンと刺すような熱さ、目の裏側の鈍重な痛み、腰をはじめとした主関節の可動の不自由さ、エトセトラ、エトセトラ。

 

そうして本格的に罹患してから毎度毎度、風邪の気配を察知した段階でどうにか本震を回避できなかったものかと悔恨し、また、いつどこで誰にウイルスもらってしまったものかと、見えない犯人を詮索する。

 

まあ、釈迦の毒の矢の喩えではないけれど、既に毒矢が刺さってしまっているのなら、その時点での最重要タスクは何よりもまず矢を引っこ抜き治療に専念することであって、毒矢の主は何者でどのように射たのだろうかと戯論に浸っている場合ではないのだ。

 

http://www.mahayogi.org/tokyo/yoga/cula-malunkyaputta-sutta/

 

なのでおれは無明を彷徨いつつ薬を服用し、メシが喉を通らない中、大塚製薬の回し者の如くカロリーメイトポカリスエットを摂取し続けている。

 

 

いやあ、それにしても、病に伏している時って仏教的気分になりますよね。ほら、なんか生老病死が身近に感じられないですか?